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【千早赤阪村のおはなし】太平記の舞台『下赤坂城跡』

2009-12-21 07:49


おはようございます。わたしが杉田です。

みなさん太平記はご存知でしょうか?
年輩の方なら間違いなく触れる機会があった太平記の主要な舞台になった下赤坂城跡のご紹介です。


時は元弘元年(1331年)、倒幕計画が発覚した後醍醐天皇が笠置山で挙兵すると、楠木正成もこれに呼応して当地で挙兵。
熱湯や二重塀の活用、大木の投下等の奇策を用いて鎌倉幕府軍を翻弄したと伝えられています。
でも、にわか造りの下赤坂城は大軍の攻撃に耐え切れずに落城、正成は金剛山に潜伏しました。
翌元弘2年(1332年)になると、正成が当城を奪還して再挙兵したものの落城し、
楠木軍は上赤坂城・千早城に後退して抗戦を続けます。この千早・赤坂地域の戦いで幕府側を予想以上の苦戦に追い込んだことで、
全国的に倒幕の気運が高まったとされています。

 

昭和9年(1934年)313日には、国の史跡に指定されました。すぐそばには日本の棚田百選にも選ばれた美しい棚田があり、
大阪平野を一望できます。ちょっと観光気分も味わえる史跡です。

http://www.vill.chihayaakasaka.osaka.jp/link/frame/kanko_index.html