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これはすごい。強烈で衝撃的な小説。
本来なら谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を紹介していれば無難で済むのだが、この小説を抜きに谷崎文学は語れません。
あらすじは、盲目の三味線師匠春琴に仕える佐助との愛と献身の話。このように書けば純愛ラブストリーかと思うが、
ラストは衝撃のシーンをこと細かく描写する。目をそむけたくなるが刮目して読むべし。
谷崎は「恥美的に生きる」ことを日常に描くことで自分の中にある美を教えてくれる。
【知恵の森】谷崎文学が「痛い」ほどわかる『春琴抄』谷崎 潤一郎 (著)
2010-01-06 07:51