新着ニュース (詳細)

造園 大阪 >> 新着ニュース(一覧)

【物見遊山】『商売繁盛で笹持って来い!』 今宮戎に行ってみた!!

2010-01-11 07:20




大阪市浪速区にある今宮戎神社の十日戎に行ってみました。
今宮戎は商売繁盛の神様『えべっさん』の愛称で親しまれ十日戎の3日間で約百万人を超える参拝客があります。



 
 
午前8時30分に地下鉄大国町駅、下車。
人込みを避けるため、早朝に出発したがすでに地下鉄の乗客でえべっさんのササを持った人あり。
地上に上がると提灯などお祭りの雰囲気でお出迎えしてくれます。
 
 


参道の屋台はすでにスタンバイO.K
たこ焼き、やきそば、福あめ、ベビーカステラ、金魚すくいなどなどかなりの種類の屋台が出ています。
お祭りのひとつの楽しみですね。
 
 
 


早朝の為、まだ人は少なめ。日中だと大盛況で賽銭箱までたどり着くのが一苦労です。
『頼みまっせ、えべっさん」と念入りに願をかけます。




 
「商売繁盛で笹持ってこい」とおはやしが響く境内では、参拝客は前年の枯れたササを奉納。新しいササに縁起物を付けます。ことしは紙幣の裁断くずを再利用して作った福銭や大判などが好評だそうです。
えべっさんの風物詩でもある笹は、孟宗竹の枝でいわゆる群がって生えている笹ではありません。竹は古代から、文学、美術、芸能、民具など日本人の生活とは密接な関係を保ってきました。中でも竹のもつ清浄さ、根強さ、節により苦難に耐え忍ぶ姿、冬も青々とした葉を付け、更に竹林の生命の無限性、旺盛な繁殖力など、そこに強い生命力と神秘性を感じとり、神霊が宿るとさえ信じていました。こうした日本人の竹に対する感性が、色々な神事に笹が用いられることになり、竹取物語のかぐや姫が、竹から生まれるのも同様の信仰から基づいたものです。十日戎の笹も例外ではありません。常に青々とした葉をつけているところに、「いのち」を生み出し続け、「いのち」を常に甦らせている神秘性、その姿は、神道の信仰そのもので、神々のご神徳によって、日々「いのち」が甦り、生成発展している姿を象徴しています。
 
 
 
 

 
ちなみにえべっさんは耳が遠いので境内の裏に回って銅鑼を叩かなくてはいけません。
ドンドンドン!!これでえべっさんに知らせます。
 
 
 

 
福娘も用意万端。
福娘はお揃いの着物の上に千早を着用し、頭には金の烏帽子を付けて参拝客に福笹などの縁起物を手渡してくれます。
 
 
 

 
九時を過ぎると参拝客もだんだんと増えてきました。屋台も戦闘モードで活気があふれています。
11日も『残り福』まだ間に合います。みなさんはえべっさんに何を願いますか?『頼みまっせ、えべっさん』