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『あの時、こうしておけば・・・』
人生に“たられば”は禁物。では、どのように判断しておけばよかったのだろうか？

今日の一冊は、年末の大掃除で、なんでこんな本買ったんだと読み返してみたら、ギャンブル（遊び）から人生や仕事に生かせる非常に面白かった一冊です。

ギャンブルと聞けば、「遊び人」「博奕打ち」「やくざ者」とネガティブなイメージを思い浮かべるかもしれません。しかし、多かれ少なかれ、世の中は不確実性に支配され、その都度、判断を迫られます。教科書やマニュアル、理論が役に立たない時、いかに対処するかを指南してくれます。

著者は、慶応義塾大学法学部卒業。83年南カリフォルニア大学行政管理学修士課程修了。89年同大学社会学部博士課程修了(Ph.D.)。現在、大阪商業大学教授、学長で犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査論などを専門にするギャンブルの専門家。

内容は至って真面目で、ギャンブルのルール、規律だけでなく「資本主義の精神」を解説し、人の経済活動の成り立ちなども解説されています。個人的に、判断に迷った際にお札を使った決定方法など人の真理をよく理解しており大変参考になりました。

なにより、他人の成功論に惑わされることなく、自分の足で立ち、判断することを気づかせてくれます。
ちょっと悩んだ際などに気分転換に読んでみてください。自分の進む道が見えてきます。