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【話の泉】どうする!!知っておきたい「黄砂」の基礎知識

2011-05-03 08:09





せっかくの連休で、洗濯物や、車を洗ったりと考えてる方も少なくないはずです。
でも、毎年この時期になると、大量に飛散する「黄砂」。空が黄色く霞み、車や洗濯物が汚れたり、咳やくしゃみが止まらなくなったりと様々な被害を及ぼしています。しかし実際のところ、「黄砂にはどんな性質があるの?」「花粉症とは関係あるの?」といった疑問を持っている人も多いはず。そこで今回は、あらためて知っておきたい「黄砂」の基礎知識や対策についてご紹介します。

■黄砂って何?
そもそも「黄砂」とは何なのでしょうか?

▽気象庁 | 黄砂に関する基礎知識

Business Media 誠:キャスター・目黒陽子の「今、これが気になる」:花粉症よりも、黄砂のほうが怖い

黄砂とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から、強風により大気中に舞い上がった砂の粒子が浮遊しつつ降下する現象、もしくはその粒子自体を指します。日本では春先から初夏にかけて、東アジアを経由する低気圧の通過にともなって観測されることが多く、空が黄色く霞むことから、一般にも広く知られている現象です。

黄砂の観測状況や分布予測については、下記のエントリーから確認することができます。

気象庁 | 黄砂情報

東アジア域の黄砂・大気汚染物質分布予測


■人体への影響は?対策はどうする?
黄砂は大気中に含まれる物質を吸着する性質を持っているため、発生する場所や通過する場所によって、カビや微生物のほか、様々な汚染物質を取り込んでいます。単に車や洗濯物などが汚れるだけでなく、健康を害する可能性もあるため、充分な注意が必要です。

<黄砂情報はこまめにチェックしよう>

黄砂が飛ぶとアレルギーが悪化、対策は? - [アトピー・アレルギー]All About

黄砂の粒子が気道を刺激すると咳が出るほか、花粉症などのアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎、喘息などの症状を悪化させる恐れがあります。また呼吸器官だけでなく、皮膚に付くことで乾燥肌や皮膚を刺激し、アトピーの症状を悪化させる場合も。身体への影響には個人差がありますが、次のような点に注意しましょう。

黄砂の多い時期は、3月~5月。特に多いのが4月なので、その時期には特に天気予報に注意を払う。
黄砂の多い時期は、外出を極力控える。
花粉症対策と同様に、メガネやマスクを使用する。
黄砂の多い日に洗濯物を干すと、黄砂が付く可能性が高いので注意する。
できるだけ黄砂を吸い込まない、付着させない工夫をしましょう。洗濯物については、飛散の少ない日に干すか、部屋干しがオススメです。

<花粉症が悪化する場合も?マスクはウイルス用のものを!>

黄砂アレルギー対策で、咳・鼻水・湿疹予防 - [アトピー・アレルギー]All About

黄砂が飛散する時期は、同じく「花粉」が飛散する時期でもあるため、花粉症の人にとっては症状が悪化して二重の被害になってしまいます。くしゃみ、鼻水、かゆみや湿疹といった症状が特にひどい場合や長引く場合は、花粉よりも黄砂が原因という場合も。対策としては、飛散状況のチェックをこまめに行い、外出を控えるほか、黄砂の粒子は花粉より小さいため、「花粉症のマスクではなく風邪のウイルスを通さないマスクを使う」のも有効です。



飛散のピークはまだしばらく続きます。花粉症と同時期に発生するため混同しがちですが、花粉症の人はもちろん、そうでない人もこの時期はマスクなどの対策を万全にしたいですね。