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20世紀はコンクリートの時代だった。
そのことを教訓にいかに自然な建築をつくるかを説いた一冊です。

著者は『負ける建築』でもおなじみの隈 研吾氏。慶應義塾大学理工学部教授で東京大学大学院建築学専攻修了。コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員などを経て、1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立する。

内容はコンクリートに頼らず、いかに水、石、木、竹、土、和紙などの素材と地域の関連性を活かした建築をつくるかを語ります。また、その主義を貫いた８つの建物の制作の裏話が語られます。

職業柄、建築と庭の関連性を考えますが、非常に建築、デザイン至上主義ではなく自然との調和を重視したメッセージがちりばめられています。

これからの建築と庭を考える際には非常に役に立つ一冊です。ぜひ読んでみてください。