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【知恵の森】超<集客力>革命 人気美術館が知っているお客の呼び方』蓑 豊 (著)

2012-09-24 18:07

あなたは1年のうちに何度、美術館に足を運びますか!?
今、美術館は変わろうとしている。その最先端を走るのが、著者蓑氏が館長を務める兵庫県立美術館だ。

本書は、蓑氏が手掛け成功した美術館のノウハウがつづられる。大阪市立美術館ではフェルメール展、金沢21世紀美術館では初代館長として、地方都市として異例の年間130万人の入場者を達成。金沢の新しいシンボルとして国内外に誇れる結果をたたき出した。現在、兵庫県立美術館では今までの経験を踏まえ新しいアイデア打ち出す。

著者の蓑氏は、金沢生まれの鎌倉育ち。大学卒業後にカナダのロイヤルオンタリオ博物館に勤務。その後、アメリカで博士号を取得したのち、モントリオール美術館、インディアナポリス美術館でキャリアを積む。シカゴ美術館では東洋部長を務め、オークション会社、サザビーズにも身を置いた人物。

内容は、兵庫県立美術館の集客作戦として、駅名のプレート、ミュージアムロード作戦、世界の建築にモノを言うなどさまざまなアイデアが語られる。
現在は美術館でも社会の中で存在感を示し、生き残りの為、魅力を発信する時代になっている。美術館の持つ可能性を掘起し、どれほど価値があるかを模索し示してくれる一冊です。